ホメオスタシスとは
ホメオスタシスとは
さて最後にホメオスタシスと恒常性の違いについてじゃな。
はい!お願いします!
ホメオスタシスは「 内部環境の固定性 」という性質に新たなる知見を加えることで作られた言葉なのじゃ。
ここでいう「 内部環境の固定性 」とは先程まで説明してきた恒常性の維持と同じ意味に捉えて構わん。
つまり細胞外液(内部環境)の状態を一定に保つ性質(恒常性)に他の発見が加わって生まれた言葉ということですか?
そういうことじゃ!今日はいつもより賢いの!
(いつもよりって...)
ホメオスタシスと恒常性の違い
「 ホメオスタシス 」は、19世紀の生理学者であるウォルターキャノンが命名した言葉です。
1860年頃にクロードベルナールが内部環境を一定に保つ仕組みを「 内部環境の固定性 」という言葉で発表しました。
その後、1930年頃にウォルターキャノンが「 内部環境の固定性 」は「 神経系,内分泌系,免疫系 」の働きによるものと突き止め、これをまとめて「 ホメオスタシス 」と命名したのです。

おお!ようやく全部納得できました!
良かったぞい。これで今日の解説は以上じゃ。
ありがとうございました!
最後に問題にも挑戦してみるのじゃ!
が、頑張ります...
細胞外液(内部環境)の状態を一定に保つ性質のこと
細胞外液。残りの40%は細胞内液
ウォルターキャノン