エクソサイトーシス

今日も授業大変だったな。生理学難しいよー。。

おにぎり食べたら今日はもう帰ろう。

もぐもぐ...うっ...!

(どうしよう!おにぎりが喉に詰まっちゃった...!)

(苦しい!)

今助けるぞ!セルの助!

By bite?

危うくこのサイトが消え去るところじゃったわい。

助かったんですけど、すごく痛かったです。

甘いぞ,セルの助!

ほへ?

お主、どうやって喉に詰まったおにぎりを外に出すつもりだったのじゃ?

えっと...口からです...

From Mouth?

前回も言ったがお主、口ないじゃろ。

From Mouth?

そうでした...

そういうわけで今日の講義では口のない細胞がどのようにして身体の外に物質を出すのかを学ぶ。

心して聞くのじゃ!

よろしくお願いします!

エクソサイトーシス

今日の講義で学ぶのはエクソサイトーシスじゃ。

また難しそうな言葉ですね...

前回の講義で細胞は大きい物質を取込む際は細胞膜から取込むという話をしたのは覚えておるかの?

endcytosis

そしてこれをエンドサイトーシスと呼んだのじゃ。ここまでは良いかの?

多分大丈夫です。(全然覚えてなかった...)

まぁ良い。今は解説を進めるぞ。

今日学ぶエクソサイトーシスはその逆じゃな。

細胞の中にあるたんぱく質などの大きな物質を外に出すための方法になるのじゃ。

少しぐらいイメージできているかの?

全然よくわかりません。

今日の講義を聞き終わる頃にはよりイメージしやすくなっておるから安心するのじゃ。

How?

エクソサイトーシスは細胞の外に出す方法の名称

それではここから細胞外に物質を出す流れを具体的に説明していく。

お願いします!

エクソサイトーシスで細胞外に出される物質はまず小胞(しょうほう)に包まれた状態で細胞膜まで移動するのじゃ。

Move1

次に細胞膜と小胞が融合するのじゃ。

Move1

最後に融合した小胞が細胞外に向かって開かれることで物質が細胞外に出ていくという流れじゃな。

Move1
Move1

まとめるとこうなる。

Move1

図のおかげでかろうじてわかりました。

そうじゃろうな。

まずはエクソサイトーシスが細胞外に出す方法ということだけわかってくれれば良い。

エクソサイトーシスの実用例

そもそも大きな物質ってそんなに細胞の中にあるものなんですか?

よい質問じゃ。

エクソサイトーシスがどういう時に使われるか、ということじゃな。

そうです。

ホルモンじゃな。

ホルモン?

そうじゃ。1つの用途として細胞の中で作られたホルモンを外に出すためにエクソサイトーシスは使われるのじゃ。

ホルモンって何ですか?

Move1

話がややこしくなるのでホルモンの詳細はここでは触れないが

ホルモンは他の細胞への命令ができる物質だと思ってくれ。

命令?

わしがセルの助に"走れ"という命令を書いたホルモンを送るとセルの助は走り出すということじゃな。

ここでは上司からの命令だと思ってくれて構わん。

Move1

ホルモンがすごいのはわかりました。

そのホルモンの一部は細胞内でたんぱく質を使って作られているのじゃ。

そして繰り返しになるが、たんぱく質は大きい物質であるために細胞膜の小孔(しょうこう)を通過することができない。

故に、別の手段を用いて作ったホルモンを細胞の外に送り出さなければならないというわけじゃ。

それがエクソサイトーシスというわけじゃな。

おお。少し理解できました!

それなら良かったぞい。

能動輸送

今日の講義の最後じゃ。

エンドサイトーシスが能動輸送と呼ばれるエネルギー(ATP)を用いた輸送方法であることは前回説明したな。

はい。

エクソサイトーシスも同様に能動輸送になるのじゃ。

この2つはテストに出やすいところじゃからの、しっかり押さえておくのじゃ。

わかりました!

Move1

エクソサイトーシスは能動輸送

今日の講義は以上じゃ。

ありがとうございました!

最後に問題を解いておくのじゃぞ。

エクソサイトーシス

必要(能動輸送)