細胞膜の特徴2-半透膜
さて、今回は細胞膜が持っている半透膜の性質について説明していく。
基本的な内容になるが生理学を学習する上ではこういった知識が後々重要になってくる。
故にしっかり聞いておくのじゃぞ。
よろしくお願いします!
半透膜とは
実は半透膜の説明自体は非常に簡単なのじゃ。
はい!
セルの助は家の台所でザルを見たことはあるかの?
あります。家で野菜洗うときとかに使ってます。
ならば、ザルに細かい穴が開いてるのはわかるの?
わかります。
それなら話は早い。それこそが半透膜なのじゃ。
それこそとは?
半透膜とは小さな分子が通れる程度の小さな穴がある膜のことをいうのじゃ。
それこそザルのように一部の物質が出入りできる穴が開いておる。
なるほどです。
生理学ではこの小さな穴のことを小孔(しょうこう)と呼ぶことも押さえておくように。
はい!
細胞膜は小孔がある半透膜と呼ばれる構造をしている。
つまり細胞膜という壁自体に小孔が開いているから
それより小さいサイズの物質なら自由に出入りができるということじゃな。
その代わり小孔よりもサイズが大きい物質は通ることができない。
具体的にはグルコースやアミノ酸はサイズの問題で細胞膜の小孔から細胞内に入ることはできないのじゃ。
でも、先生。細胞に必要だけど細胞膜を通過できない物質はどうやって細胞の中に入るんですか?
よい質問じゃ。これは細胞がエネルギーを使って細胞内に物質を取り込む能動輸送という機能を用いることで解決できるようになっておる。
しかし、能動輸送については改めて別で講義を開く。しばし待たれよ。
はい!
他に質問はあるかの?
ないです。
それでは今日の講義は以上とする。
ありがとうございました!
最後に問題を解くのも忘れるではないぞ。
半透膜